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- 『大きな古時計』誕生のエピソード -

 みなさんも一度は子供の頃に歌った記憶がありますよね。私も幼稚園のお遊戯会で「チクタク・チクタク」のところで、首を左右交互に傾けながら歌った思い出があります。あんなにかわいらしい時期もありました…。
 この曲は、アメリカの作曲家であるヘンリー・クレイ・ワークという人が1876年44歳の時に作曲しました。実は、この『大きな古時計』、事実をもとにして作られた曲なのです。知っていましたか?
 大きな古時計は、イギリス、ダーラム州ピアスブリッジにあるジョージ・ホテルのロビーにあります。時は11時05分を指したまま止まってしまっています。
 ワークは、1874年にこのホテルに宿泊し、この大きな古時計と出会います。そこでホテルの主人から時計のエピソードを聞くのです。
 以前は、ジェンキンズという二人の兄弟がそのホテルを経営していて時計はお兄さんが生まれた日に購入され、ホテルに飾られジェンキンズ兄弟とともに毎日過ごしていました。とても正確に時を刻むので泊まりにやって来る人達にとっても大変重宝されていました。
 ある日、弟さんが亡くなってしまいました。一度も狂わなかった針がその頃から少しずつ遅れ始めます。  そして、お兄さんも亡くなってしまいました。すると、大きな古時計もお兄さんが亡くなると同時に止まってしまったのです。その時刻が11時05分でした。
 ジェンキンズ兄弟の死後にこの時計は何度か修理をされますが、何度やっても直らず、時計はずっとその時刻を指し続けます。
 ワークは、このエピソードを聞き、一晩で曲を書き上げたそうです。
 まさに、この大きな古時計は、ジェンキンズ兄弟と共に生き、共に天国へ旅立ち、そして今も天国で共に生きているようなそんな気がします。

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